展示・イベント

仲宗根知子 ライ麦の造形

2024年4月19日金曜 〜 4月28日日曜 
4/19レセプション18:00-20:00

*会期が当初の告知から1週間後ろ倒しになりました。ku:nel 5月号掲載の会期は変更前のものとなります。よろしくお願いいたします。

虹色のライ麦
麦がこんなに美しい色をしていることを
私は知りませんでした

ライ麦のモビールは
点と線の組み合わせのみで展開する、無限の立体

天体が回転するようにゆっくりと動き、
途切れることなく刹那の像を結び続ける

大地が生み出したライ麦の色彩が注意深く配置され、
その階調が動きとともにゆっくりと移り変わる姿は、
美しい夢をみているよう

空気をまとい、光で輝き、影を落とし
耳をすませば、まるで玉響の音が聞こえてくるように
神秘が結晶した造形に心奪われる

10年前、日本ではあまり知られていなかったHIMMELIに出会い、
その姿に魅了された仲宗根さん
それ以来、素材となる麦をご自身の手で育て、独自の形を追求してきました

一年かけて、仲宗根さんの仕事に寄り添って感じたのは、
植物を育てること、育てる土地そのものが
彼女の作品なのだということでした

東京での初めての個展が、10年の集大成と新たな幕開けとなりますように

組む 小沼訓子


◯本展では、昨年11月に出版された初のご著書
「フィンランドの麦わらつるし飾り ヒンメリ」(エクスナレッジ)刊行を記念し、
本の展示と販売も行います。


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